1. 健康・生活
1. 健康状態の維持・改善に気を配っています。
2. 生活習慣や家庭環境に応じて生活リズムの形成の聞き取り、生活相談を行っています。
3. 基本的生活スキルを獲得できるようにトレーニングを取り入れています。
4. 生活の中で、さまざまな遊びを通して学習出来るように環境を整えています。
5. 身の回りを清潔にし、食事、衣類の着脱、排泄等の生活に必要な基本的技能を取得出来るように支援しています。
6. 個々に応じての身体を中心としたトレーニングを取り入れています。
2.運動・感覚
1. 姿勢や運動・動作の基本的技能の向上を支援しています。
2. 身体の移動能力の向上や持久力や体力の向上を支援しています。
3. 公園遊び等の野外活動で、日常生活に必要な動作の基本となる姿勢保持や上肢・下肢運動・動作の改善及び習得に向けての運動を取り入れています。
4. サーキットトレーニングなどの運動療育により、関節の拘縮や変形の予防、筋力の持続・強化に向けて運動を行っています。
5. タイムアウトルームやイヤーマフの活用により、感覚過敏の傾向に配慮しています。
3.認知・行動
1. 個々の認知の特性について理解し認知力を高めています。
2. 色分けしたブロックなどの教材を使って、数と空間の習得を促しています。
3. 学習面の把握・個別サポートを行っています。
4. 外部環境の適切な認知と適切な行動の習得を行っています。
4.言語・コミュニケーション
1. コミュニケーション能力の把握と基本的能力の向上を支援しています。
2. 言語の受容し表出・状況に応じてのコミュニケーション能力を向上させるためのトレーニングを行っています。
3. 他児童とのコミュニケーションを学べる個別・集団でのトレーニングを行っています。
4. 学習の支援を行い、言語力、読解力、想像力、判断力の向上を図っています。
5. コミュニケーションの手段の選択と活用を習得できるようにトレーニングに取り入れ支援しています。
5.人間関係・社会性
1. 情緒面の安定を図っています。
2. 遊びを通じて他者との関わり(人間関係)対人関係の発達を促しています。
3. 仲間づくりと集団活動の中で、社会性の発達を促しています。
4. 自己の理解と行動の調整を習得できるように支援しています。
5. さまざまな職業体験や体験学習の実施をすることで社会と共存することができるよう支援しています。
5領域の支援プログラム
5領域の支援プログラム内容
5領域の支援プログラム 具体的な内容
1.健康・生活
1. 事業所来所時の検温・顔色や様子の観察と把握、口答での質問により健康状態を把握しています。
2. 家庭での出来事や家庭環境の様子を聞き取り、生活相談を行っています。
3. 家庭環境の聞き取りから衛生指導、栄養指導等の支援を行っています。
4. 生活リズムの安定を図っています。
5. 身だしなみや衣服の整え方、衣服の着脱を支援しています。
6. 水分補給のためこまめに水分補給の声かけを行っています。
7. 食事前後には、机の消毒を行っています。
2.運動・感覚
1. 手先・指先の運動や姿勢保持など個々に合わせての運動療育を行っています。
2. 個々に合わせて、つかむ・つまむ・握るなどの運動やお箸やストローを用いた指先のトレーニングを行っています。
3. 視覚機能を高めるトレーニングとしてビジョントレーニングを取り入れています。
4. 学校行事と関連させながら、様々な運動を通して持久力や体力の向上を目的としたマラソン・マット運動・短距離走などの運動を行っています。
5. ストレッチ運動やラジオ体操、姿勢保持など個々に合わせての運動療育を行っています。
6. サーキットトレーニングや音楽に合わせて体を動かす中で上肢・下肢運動・動作を習得できるようにしています。
7. 公園などでしっかりからだを動かす粗大運動を行っています。
8. はさみやのり、ペンなどを使って工作活動を通して微細運動を行っています。
9. 感覚過敏のイヤーマフを活用するなどの環境設定をしています。
3.認知・行動
1. 個別療育では、絵カードの認知・数の大小・平仮名の認識トレーニングを取り入れています。
2. 天気や気温・曜日の把握の確認を行いながら、おはじきや色分けした積み木を使用して色や数の理解・空間把握の習得を促しています。
3. 活動時間の確認や時間の認知形成を行っています。
4. 外出行動を取り入れて、社会に必要なルールなどの習得を促しています。
5. 季節の行事を取り入れ、四季を感じる体験・経験を行っています。
4.言語・コミュニケーション
1. 子ども同士の関わりを多く持つ中で、言葉のやり取りを通してコミュニケーション力を向上を図っています。
2. 集団療育を通して、気持ちの意思表示や相手の話を受容できるようなトレーニングを行っています。
3. 活動の中で文字を読んだり、書いたりする機会を作り言語の理解を高める機会を作っています。
4. 友達との関わりを通して、他者との協調や距離、言葉の選び方等の気づきを支援しています。
5. 言葉で気持ちを表出することが難しい児童は思いを受け止めて言語化し、自分の感情と言葉が一致できるように促しています。
6. PECSや絵カードを使って視覚化しながらコミュニケーションの向上に努めています。
5.人間関係・社会性
1. 一人一人の自尊心を高め・認めています。
2. 人と関わることの楽しさを獲得できるように、子ども同士の関わりを大切にしています。
3. 相手の気持ちに気づき、相手が喜ぶ行動や言葉がけを一緒に考えられるように促しています。
4. 見立て遊び、ごっこ遊びを通して社会性の発達を促しています。
5. ルールのある遊びを行い、ルールの中で他者と関わりを持つことで社会性を育んでいます。
6. 様々な体験・経験を通して、地域の人たちとの交流をする中で人との関わり方を学べる機会を設けています。